生徒総会:予算案否決

　6月23日(月曜日)の１時限目に生徒総会が開かれた。

総会での決議内容は、平成14年度の「決算」報告と15年度「予算案」。

　はじめに、14年度決算報告が行われたが報告書の「差し引き」の欄と「小計」の欄の誤りを中学生が質疑応答の際に指摘した。
生徒会によれば、会計上には問題がないという。
この決算報告は挙手により1回目は否決されたが2回目に出席者805人中、賛成428、反対327(=生徒会発表)により可決された。
また、前期と後期で会計が分かれるとの発表があった。
　予算は、各部に出るのではなく「カルチャープロモーション」と名付けられた文化系のユースタイム(部活動)と運動系の
「スポーツゼスト」に大きく2つに分けられその中でさらに

▽TOEFL、TOEIC、英語検定、漢字検定の各部のグループ「カルチャープライズ」。
▽管弦楽、合唱、美術、工芸などの「アーチスト」。
▽華道、茶道、書道、囲碁将棋などの「Jカルチャー」。
▽数学、理科、物理、英会話などの「コンプリートカリキュラム」。
▽情報科学部(コンピュータ)、鉄道、漫画、文芸などの「コンプリートテイスト」。
▽演劇、落語、奇術など「エンターテイメント」。

に分けられ運動系では、

▽剣道、柔道、躰道などの「武道」。
▽陸上、山岳、水泳、ダンスなどの「インディビジュアルスポーツ」。
▽バスケットボール、バレーボール、バトミントン、卓球などの「チームスポーツ１」。▽サッカー、ラグビー、テニス、ラグビー、ベースボールなどの「チームスポーツ２」

に分けられている。
　これらのグループごとに予算額が示され各部使用できる予算はグループ内での話し合いで決めるという。
このことにより、各部が使用できる予算が昨年度より大幅に減ることが明らかになっている。
予算案の採決の際に１回目集計していながらに議長が「否決になりそうなのでもう一回採決を行う」と発表した。
２回目の採決が行われたが出席者805人中賛成293、反対512で否決された。

　一方、生徒総会での予算案否決を受け「チームスポーツ２」に分けられた聖徳学園中学高等学校内での所属人数が最大のユースタイムテニス部は同日放課後緊急ミーティングを開いた。
　ミーティングが開かれたE-トークルームでは100人前後の部員が集合し部屋に入りきれない部員が、ろうかにはみ出す事態になった。
テニス部は「生徒会との最良の関係を維持するために団結しこの予算案について説明を求める」ことを確認した。
　テニス部ページ内の連絡ボードでは緊急ミーティングで決定したことが掲載された。
掲載された記事に対し賛同のメッセージが寄せられていた。

　今後、予算案についての動向が注目される。
生徒会から、最良の予算案が提出されることを多数の生徒が望んでいる状況で、「生徒会頑張って」などの声も聞かれた。

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