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コラム 〜お隣の国では..〜 第12話
「WBC・韓国報道に思う」
嵐のように過ぎ去ったWBC…。
まさかまさかの日本世界一!記念すべき結果を残してくれました。
一時は韓国におされて、どうなるかと思ってしまいましたね。
さらには、日に日に加熱する反韓感情。
おなじみ、私が熱中しているブログでも韓国チームの大人げなさが槍玉
に挙げられていました。 そう言いますが…。
日本チームだって、韓国に連敗した瞬間の、チームメンバーの苦虫を噛んだ顔つきときたら。私からすれば、どっちもどっち。プロなら、悔しくとも気持ちの切り替えができなくてどうするの?
にこやかに祝福すれば?なのですが、そうも言えない状況だったのでしょうね。いやはや、国際試合の難しさを感じさせられました。
さて、負けてしまった韓国、せっかく決まった徴兵免除が取りやめにならないといいけれど、などという声もちらほら聞きました。
ちょっと前までは、韓国に徴兵制度があるということから説明しなければならなかったのですが、それが省けるということは、いい時代になったものです。
すべては、韓流ブームの余波でしょう。それを思うと、たかが韓流と軽口もたたけませんね。
その徴兵免除には、規定があって、障害を持つ場合、両親が高齢で、且つ男子が一人しかいない場合、各種研究所の研究員である場合が、対象となります。
障害というのは、当然訓練に耐えられないからで、続いて男子一人というのは、韓国の民法が日本と異なることを意味します。
韓国の場合、男子しか戸籍の筆頭主になれません。つまり、女子がいくらいても、男子がいなければ、その家の戸籍が作れないことになります。
戦前の日本と思っていただければピンとくることでしょう。
それだけ男子の意味が重要で、家から男子がいなくなってしまうと、大変であるという訳で、免除対象になるのです。
そう、訓練は実弾を扱いますから、年に数件、死傷事故が起こります。もしもの場合を考慮しているのでしょう。
最後に、研究員というのは、研究を続けてすばらしい実績を上げて欲しいということで、もちろん、国が認めた機関の要員のみが対象です。以上が、通
常の免除者になるわけですが、今回のように特例も発せられるわけです。
でも実は、この場合、徴兵が免除になっただけのことで、控える予備役に二週間参加しなければなりません。
サッカーワールドカップの活躍で、免除を受けたアン・ジョンファン選手も、後日、入隊を果
たしています。
まあ、二、三年が、二週間で済むのですから、文句は言えないでしょう。
私論ですが、功労者の免除は、時の政府の思惑が関係していると思われます。大人の都合が見えてなりません。
竹島問題や、他日本がバッシングされるにも、同様の背景がございます。ほとんどの発言が、政治家の都合が動きやすい環境でのことで、そういう事情が、マスコミ報道では、見事カットされ、絵になる部分だけが強調されていることが非常に多く、私的には不満が残ります。現場の事実を知らずして、騒いでいるのは…。
もつれる原因のような気も、なきにしもあらず。 ところで、WBCにて優勝が決まり、キューバ選手と握手をしている王監督の姿に私は、感銘を受けました。
なんと、帽子をとって、選手一人一人と握手しているのです。真のスポーツマン・シップを見たような気がしました。まさに、脱帽です!さすが、世界のワンちゃん!(古い呼び方ですね)同時に、これを報道せず、韓国のことを、ぐずぐず言うなかれ!とテレビに向かって一人吠えた私でした。
◆カン美加さんのブログ『あたしの執筆計画』
http://blog.duogate.jp/mikamonokaki/
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